2020/12/03 都市計画・まちづくり特論

大学

はじめに:都市構造可視化の概要について

都市開発、都市計画、まちづくりの現場で使われている都市構造可視化を紹介します。

都市構造可視化は、2007年頃に開発され、現在では300を超える自治体のまちづくりの現場で活用されています。

2015年に福岡県によってWebサイトが開設され、一般の方でも都市構造を可視化することが可能になりました。

その目的や概要について、福岡県知事のビデオメッセージ(約1分)をご覧ください。

  

都市構造可視化の3つの特徴を理解する

  

都市構造可視化計画ウェブサイトの使い方

可視化サイトにおける、データの検索とダウンロードの方法を確認してください。

この後の体験の時間では、この動画の通りに操作します

ので、よく見ておいてください 

  

では、実際にサイトに接続して、可視化を体験してみましょう。

・「Google Earth Pro」がインストールされていることが必要です。

・ご準備のない方、体験はあとでゆっくりやりたい方は、zoomで操作の様子をリアルタイムでお見せしますので、zoomの画面を見ておいてください。

・ご準備できていて、今体験される方は、ご自由に好きな都市の好きなデータを可視化してみてください。

ここで体験の時間を、10分程度とります。

都市構造可視化計画ウェブサイト


内容や操作方法に関する質問を受け付けますので、
zoomの音声またはコメント記入にて、お願いします。

(口頭で回答や補足説明をします) 

現場での活用 & 世界への発信

うまく可視化できたでしょうか?

可視化はまちづくりの現場で使われており、自治体職員がノウハウを共有する場(交流会議)が各地で開催されています。

その様子を確認してください。

可視化は海外でも注目されています。

交流会議の年次イベントには各国の視察者が訪れます。日本の可視化の取り組みから得られた知見は、国際規格にフィードバックされ、世界のまちづくりで使われています。

年次イベントの様子を確認してください。

  

  

補足1:可視化を使ったレポートで学会からの受賞のチャンスがあります

可視化は、日本都市計画学会の特別委員会の活動でもあり、可視化を活用した分析を、学生の皆さんから募集しています。

毎年年末には、優秀な分析に対して「日本都市計画学会都市構造評価特別委員会賞」の表彰を行っています。

過去の分析事例がサイトに掲載されていますので、ご興味のある方は応募を検討してみて下さい。

  

補足2:可視化の資格試験があります(都市計画ビジュアルコミュニケーター)

可視化を使いこなすための、可視化や統計の幅広い基礎知識を有することを示す、都市計画ビジュアルコミュニケーター検定試験を行っています。

ご興味のある方は受験を検討してみてください。

教科書と問題集は検定サイトから購入できます。

  

補足3:3Dマウスのご紹介

可視化やGoogleEarthProを、効果的に活用できる「Space Mouse」というコントローラーがあります。本格的に活用しようとする場合には、購入を検討してみてください。

参考価格 3Dconnexion SpaceMouse Compact

※いくつか種類があります(ワイヤレス、多機能型、並行輸入品など)。ご自身に適したものを選んでください。

 

 

まとめ

今日の授業では、都市構造の可視化を紹介しました。

可視化は、地図上に統計を可視化して分析をする技術であり、広義の科学的可視化の一部です。

もちろん都市計画以外にも使える普遍的な技術ですので、ご興味のある方は独習してみてください。

詳しい使い方は、このサイトの使い方 からご覧いただけます

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