はじめに:都市構造可視化の概要について
都市開発、都市計画、まちづくりの現場で使われている都市構造可視化を紹介します。
都市構造可視化は、2007年頃に開発され、現在では300を超える自治体のまちづくりの現場で活用されています。
2015年に福岡県によってWebサイトが開設され、一般の方でも都市構造を可視化することが可能になりました。
その目的や概要について、福岡県知事のビデオメッセージ(約1分)をご覧ください。
都市構造可視化の3つの特徴を理解する
都市構造可視化計画ウェブサイトの使い方
可視化サイトにおける、データの検索とダウンロードの方法を確認してください。
この後の体験の時間では、この動画の通りに操作します
ので、よく見ておいてください
では、実際にサイトに接続して、可視化を体験してみましょう。
・「Google Earth Pro」がインストールされていることが必要です。
・ご準備のない方、体験はあとでゆっくりやりたい方は、zoomで操作の様子をリアルタイムでお見せしますので、zoomの画面を見ておいてください。
・ご準備できていて、今体験される方は、ご自由に好きな都市の好きなデータを可視化してみてください。
ここで体験の時間を、10分程度とります。
内容や操作方法に関する質問を受け付けますので、
zoomの音声またはコメント記入にて、お願いします。(口頭で回答や補足説明をします)
現場での活用 & 世界への発信
うまく可視化できたでしょうか?
可視化はまちづくりの現場で使われており、自治体職員がノウハウを共有する場(交流会議)が各地で開催されています。
その様子を確認してください。
可視化は海外でも注目されています。
交流会議の年次イベントには各国の視察者が訪れます。日本の可視化の取り組みから得られた知見は、国際規格にフィードバックされ、世界のまちづくりで使われています。
年次イベントの様子を確認してください。
補足1:可視化を使ったレポートで学会からの受賞のチャンスがあります
可視化は、日本都市計画学会の特別委員会の活動でもあり、可視化を活用した分析を、学生の皆さんから募集しています。
毎年年末には、優秀な分析に対して「日本都市計画学会都市構造評価特別委員会賞」の表彰を行っています。
過去の分析事例がサイトに掲載されていますので、ご興味のある方は応募を検討してみて下さい。
補足2:可視化の資格試験があります(都市計画ビジュアルコミュニケーター)
可視化を使いこなすための、可視化や統計の幅広い基礎知識を有することを示す、都市計画ビジュアルコミュニケーター検定試験を行っています。
ご興味のある方は受験を検討してみてください。
教科書と問題集は検定サイトから購入できます。
補足3:3Dマウスのご紹介
可視化やGoogleEarthProを、効果的に活用できる「Space Mouse」というコントローラーがあります。本格的に活用しようとする場合には、購入を検討してみてください。
まとめ
今日の授業では、都市構造の可視化を紹介しました。
可視化は、地図上に統計を可視化して分析をする技術であり、広義の科学的可視化の一部です。
もちろん都市計画以外にも使える普遍的な技術ですので、ご興味のある方は独習してみてください。
詳しい使い方は、このサイトの使い方 からご覧いただけます
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